私がまだ小さい頃、おじいちゃんがよくローヤルゼリーを食べさせてくれました。しかし当時は、ハチミツなのに甘くないし、舌をヒリッとさせる妙な刺激に、嫌悪感でいっぱいになっていました。それでもおじいちゃんは「健康にいいからな」といって、大きなスプーンにそのニュルニュルをのせて、私の口に無理矢理運んできたのです。ローヤルゼリーの金銭価値だとか、健康なんて、子供の私には何の意味もないことでした。ただ「にがい」それだけ。ほとんど恐怖といってもよかったです。
大人になるにつれて、おじいちゃんのところへ行く機会も減り、さすがにもうスプーンで飲ませてくることもありませんでした。それとも、もう買わなくなってしまったんでしょうか、そこのところはよくわかりません。
ところがどっこい、私は今になって、ローヤルゼリーを自分から飲んでいるではありませんか。ほかの女子同様、私も美容・健康にはご執心で、カプセル状のローヤルゼリーにも目がいきました。生のものだと今だに拒否反応が出そうだったので、カプセル状のものを服用することにしたんです。ローヤルゼリーの単語を見ると、どうしてもおじいちゃんの顔とあの大きなスプーンが思い出されて、すごく懐かしくなります。
ローヤルゼリーはミツバチよりも寿命が30〜40倍も長い女王蜂の食べる特別なもの。そういえばおじいちゃんは、私の祖父母の中で、今も元気に生きている唯一の人でした。そういえば、おじいちゃんはビタミンCの錠剤もよくくれたっけなあ……(それも嫌いだった)。
色んなサプリを試したけど、思い入れという点でも、ローヤルゼリーは別格ですね。
おじいちゃんは、もうすぐ90歳になるのかな。おじいちゃんは浪費癖があるから、詐欺まがいの健康薬品を買いはしないかと心配です。「ローヤルゼリー100個分の効果があります」なんて薬を出されたら、それこそ100万円でもあの人は買っちゃうんじゃないかしら。
今度は私から、ローヤルゼリーのビンを贈ってあげようと考えています。カプセルとか錠剤のじゃなくて、生のもの。おじいちゃんにはまだまだ長生きしてもらいます。
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スキンケア
おじいちゃんのローヤルゼリー
- イヨ
- 2007-02-09





